車中泊

 中学生の頃は自転車で釣りに行った。雨の日は防波堤の陰で濡れ、そして真冬の夜釣りでは僅かな隙間にもぐりこんで、凍えながら眠った。
でも、釣りをやめて帰ろうとは思わなかったのは何故だろう。
 夏休みには、国鉄と連絡船を使って、角島へキャンプに行った。船着場からキャンプ場への徒歩の道のりは遠かった。青海島に釣りに行ったりもした。仙崎の駅から紫津浦までの道のりはもっと遠かった。

 高校生の頃は親元を離れ、寮・下宿生活だった事もあって、全く釣りにはいかなかった。移動手段は自転車にバイクが加わったけれども、ヨット部に在籍して、週末はほとんど海に出るか、艇の整備・トレーニング。
 合宿の時は、外で泊まるのが楽しくて、宿舎を抜け出して船の中や防空壕の名残の洞窟の中で寝たりもした。OB所有のクルーザが来ると(今にしてみると21フィート木造のホントに小さなクルーザなのだが)、みんなクルーザの中で寝てみたくてしかたがなくて、4人でも満員ぎゅうぎゅうのケビンの中、6人が折り重なって寝た事もあった。

 そして、念願の車購入。ガソリン代の目処がつくと浜田・島根半島、周防大島・上関。下関や大分の米水津(よのうず)とかまで良く走った。最初の頃は運転席に座ったまま眠り、食料は食パンとソーセージ@生のまま、飲み物は水。それでも雨露凌げる事ができて嬉しかった。窓からみえる夜空が嬉しかった。

 乗り組むセーリングクルーザは、21Ftから24Ft、28Ftと大きくなり、週末は船のケビンの中で過ごす夜も多くなった。

 レース中、向こう側、黄色と緑のスピネーカの船が愛艇「Rangee」

 釣りに行く時は運転しているか、必要な用事を済ませているか、釣りしているかで、車中泊する事は無くなった。離島等に行く時はフェリーの中・渡船屋さん・瀬渡し船の中で仮眠。泊まりの釣りでは、瀬上がりして岩場の上で岩場で腰掛けて眠る。

宇治群島の岩場で仮眠中。瀬渡し船上の仲間に撮影される。

 子供の頃、船や車の中に泊まりながら移動し、釣りをしたりキャンプするのが夢だった。星空を眺めながら眠る事に憧れていた。今はその夢がいつでもかなえられる。まあ、しいて言えば「トイレ」が問題となるくらいである。

 夕べは、京都桂川のPAで車中泊。バックカントリー=自然の中というわけではないけれど、発泡酒を呑みながら夜を愉しみ、フルフラットにした後部座席で横になって眠った。

 今宵は自宅でゆっくり中。

こないだまで雪が降っていたのに、最近は夜も暑くなってきた。

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