登山 集団

ちょうど中高年の山歩きがブームになった頃だった。

山歩きを始める前から、

「ぞろぞろ連なって歩く中高年登山隊ないし同様の集団登山は絶対いや」
と思っていた。

もともと自分は写真撮影のフィールドのひとつとして山を選んで歩いているだけだし、
「ここまで行って、何分休憩!」「お弁当はどこで何分から~」そんな団体行動は大嫌いだし、
足が遅かったり、ゆっくり行く事を、まるで悪い事」のように扱う価値観が、
全く肌にあわないと思った。

山歩きを初めた2006年の10月下旬。

とあるSNSの山登りコミニュティの登山イベント(オフ会)に参加した。
グループ登山だったけれど、とても楽しかった。
無理強いされる事も全くなく、みんな朗らかでおおらかに、足の遅い自分を待っていてくれた。
自分だけではなく、みんな自分のペースで歩くのだが、適当なところでまとまるのだ。
初対面の人が多かったのに、まさに「あ・うんの呼吸」というのだろうか。

こんなグループ登山なら大歓迎・・・だと感じた。

下蒜山

 

2007年1月。

自分もそのSNSで山登りコミニュティをつくって、管理人を始め、
「山登りしてみたいけれど一人では登れないと思っている人」が、
「山登りできるようになること」を趣旨として山歩きイベント(オフ会)の運営を始めた。

最初は、数人だったイベント参加者も、回を重ねるにつれ人数が増え、
そのうち、開催するイベントは、(20人程度の)定員を上回る応募、
順番待ちがあることもしばしばとなった。

男三瓶山頂

単独。少人数。大人数のパーティ。
近郊の低山。遠征。縦走。高山。

いろいろな形態で、たくさんの山に登った。
単独もいいのだが、グループで登ると楽しいことも多かった。

「登れないと思っていた山に登れて、とてもうれしい」と言ってもらえることが、
なにより嬉しかった。
 

 

吉和冠山

 暇さえあれば、山歩きの日々が続いた。

 

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